サンドブラストやレーザーでの彫刻
ボトルエッチングとは、お酒やジュースなどが入っているボトルの側面に、イラストや文字を入れる彫刻のことです。ボトルに非常に小さな傷を付けて光が反射するようにすることで、濃淡を出すのが基本です。そして、加工方法としては、細かな砂を吹き付けて傷を付けるサンドブラストと、レーザーを照射してボトルの表面を溶かすレーザーが代表的です。サンドブラストは古くからある手法で、ボトルに厚みがあれば、ある程度の深さまで掘ることができます。それに対してレーザーは、細かな濃淡を出しやすいので、グラデーションなどのデザインに向いています。いずれもボトルの表面を加工することに違いはないため、ボトルエッチングのデザインは、上から別の傷が付かない限り消えません。
低価格でオリジナルの記念品を作れる
ボトルエッチングが人気の理由として大きいのは、オリジナルの記念品を作れることです。手元にあるデザインを入稿して、世界にひとつだけの記念品を作ることも不可能ではありません。そして、ボトルエッチングは設備があれば、コンピュータ制御によって比較的容易に作ることができます。熟練の職人が時間をかけて作るというものではないので、料金が比較的安いです。彫刻料だけであれば1万円を下回るのも不可能ではないため、安くて注文しやすいということで人気を集めています。
子どもが生まれた時の記念に
ボトルエッチングは、子どもが生まれた時の記念品として用意されることも多いです。お酒のボトルに子どもの名前や生年月日を入れておいて、子どもが20歳になったら一緒に飲むための記念品です。ただのボトルのお酒だと、高級品や限定品でもない限り、あまり特別なお酒というイメージにはなりません。しかし、ボトルエッチングを施しておくと、一般的なお酒のボトルでも記念品に変わります。そのため、リーズナブルな価格で、子どものための記念品を用意したいという人からも、ボトルエッチングは人気です。